リプロダクトの椅子の品質。ジェネリック家具おすすめとメーカー選び方

「リプロダクト家具」や「ジェネリック家具」は、同じ意味です。
つまり、巨匠デザイナーや有名メーカーが手がけた家具を、意匠権が切れた後にコピーをして作るものです。しかしそれらは、今や通販でも大量に出回っていて、
特に椅子やスツールに関しては品質や強度は本当に大丈夫なのか、安っぽくないかなど心配がつきものです。ここでは、皆さんの口コミを元に、実際の感想や家具・メーカーの選び方をまとめました。

  

リプロダクトの椅子の品質は大丈夫なのか?

一言にリプロダクトやジェネリック家具と言っても、市場で出回っている家具の
品質にはやはりピンからキリまであります。値段も同様です。
ラインアップは定番の
巨匠建築家・イームズの「ラウンジチェア&オットマン」「DSW」、同じく建築家コルビジェの「LC2シリーズ」、デンマークの有名メーカー、アルネ・ヤコブセンの「セブンチェア」「アリンコチェア」「エッグチェア」、ノグチイサムの「ノグチテーブル」、同国のデザイナー、ハンス・ウェグナーの「シェルチェア」などなど、あらゆる人気家具がそろいます。

さて、これらリプロダクト品・ジェネリック品の良いところは
何と言っても価格ですが、その品質はやはり値段相応以上のものは見られません。

こうした家具は、設計図、保証のあり方、素材などのライセンス、ポリシーを
本国の正規ブランドから取り寄せ、作られている訳ではありません。
オリジナル(ひどいところでは、写真)を見て他社のデザイナーが設計図を書き起こし
外注の家具制作工場で作っているものです。そして、そのほとんどが価格を抑えるために中国を始めとする海外で制作しているはずです。
つまり、見た目だけを模したもので、後はほとんどが
どこかの家具デザイナーが材料や部品を選んだ、オリジナルなのです。

私は以前、インテリア業界と建材業界にいましたが、どちらの世界でも中国の会社に商品の写真を見せるだけで、「同じもの(見た限りとても似ているもの)をすぐに作れますよ、何でも言ってください。」と感心するくらいの仕事の速さでしたので、家具を作るなんて簡単なことでしょう。

そのため、多くは、プロの家具メーカーが生産している通常の家具と同じ、
「使う目的には支障ない」レベルだと考えて良いと思います。
が、中国製や東南アジア製の安いものは、2年使えて良い方だと思われます。
5,000円以下で買えるようなチェア類は、「子供が汚すし一時的に使うものなので、品質や強度は手頃な価格の家具で良い。でもどうせ買うなら、見た目が良いものが良い。」という方にはちょうど良いのではないでしょうか。

もちろん、塗装が禿げる速さ、プラスチック部品の壊れやすさ、金属部のサビや傷の付きやすさ、ファブリックの色落ちのしやすさ、修理の保証に関しては、本物とは比べものになりません。そのため、長く綺麗に使いたい方は、リプロダクト品の中でもきちんと素材にこだわった上質な家具を見つけることが必要です。

いい洋服と同じです。

価格を抑えたいが品質もしっかりしたい、というメーカーは、組み立てと品質チェックを日本で行なっているところもあります。

ジェネリック家具のおすすめの選び方

上記を踏まえた上で、
リプロダクト家具・ジェネリック家具の中からどのように選ぶと良いか。
それは、ズバリお店で実物を見る、です。

少し面倒かもしれませんが、こうした家具を売っているお店に出向くことです。
そして実際に座ってみたり、塗装、溶接部分などをチェックしてみてください。
家具は配送もしてくれますし、すぐ使える組み立てられた状態で届きます。(安い家具はほとんどが分解された状態で納品されます。普段日曜大工をしない一般の人が自分で家具を丈夫に組み立てるのは意外と難しい)
返品・交換対応だけでなく、保証やアフターフォローについても確認をしましょう。

オンラインショップで見てみると、購入は簡単なのですが
どうしても写真が美しく撮影されていたり、加工されていたりと
本物よりもずっと良く見えるものです。
服でも、写真はとてもよく見えて購入しても、使ってみたらすぐに壊れたり
素材感が安っぽかったりというのは、皆さんも経験済みではないでしょうか。

また、注意したいのが、
本物のデザイナーズ家具というのは、構造の美しさ「造形美」や素材の美しさ・特性をうまく使って生かした、精密に計算されたデザインが多いと知ることです。
通常なら不安定の3本の細いスチールの脚がシートを支えるスツールや、木を合板にして特殊な技術を使うことで人間工学に基づく3D形状を実現したもの、塗装ではなく着色、等の条件が多いため、
安易に真似ただけではすぐに痛む・破損・色禿げする可能性があるということです。
正規のオリジナル品は、厳重な耐久性テストの上に保証をつけ、出荷されています。これは、ボルトがちゃんと閉まっているか?といったただの「検品」とは違います。
正規品は、繊細なデザインを叶えるために、部品の選定、素材の選定、高度な技術が伴って出来上がっているのです。だから、この値段、ということですね。(もちろんある程度の品格を守るブランド価格が多少入っているとは思います。北欧は人件費も高いです。)
それを安易に真似すると、タフな使用や過重の負担に耐えられなかったりするのは
簡単に想像できます。

(どうせリプロダクトなのですから、)デザインの高さやデザイナーがどんな人かばかりを歌うお店ではなく、通常の家具と同じく、素材のこだわりや保証、生産元の情報をしっかり調べて信用の置けるお店で買うことをおすすめします。

家具のリプロダクトを扱うメーカー・実店舗

実際に製品を見られる店舗は、

TIMELESS CRAFFT(タイムレス クラフト)
東京都目黒区の「目黒店」、「esp目黒店」、横浜の「みなとみらい店」、があります。品質にこだわったメーカーで、目黒店、esp目黒店は、家具・インテリアショップが立ち並ぶ目黒通り沿いにあります。近くにはヴィンテージ家具屋さんなどもあり、掘り出し物を探しに散歩がてら訪れるのにもとても良いです。
Stacks(スタックス)

同じく目黒通りぞいのstacks。家具の手入れ方法までアドバイスしてくれアフターフォローもしっかりしているので、安心して購入できます。運搬や搬入の相談のほか、コンシェルジュにはインテリアコーディネートのアドバイスをお願いすることもできます。

E-comfort(イーコンフォート)
福島県「郡山店」、東京都の神田に「東京店」、宮城県「仙台店」とショールームを3箇所で展開しています。

このほか、オンラインのみの販売で品質が良いという噂が度々聞こえてくるのはこちら。
「エア・リゾーム」「CCMART7」です。やはり、各お店も、モデルによって良し悪しや得意不得意があるようですので、一概に良いとは言えませんが、レザーの質や重厚感の再現が良いという話です。しかし、やはり両メーカーとも、実際に製品を見ることはできないと明記されているので、ウェブサイトの商品情報や問い合わせを利用し、納得できるようであれば、利用も良いと思います。

リプロダクト・ジェネリック家具の品質まとめ

洋服ではエナメルがすぐに汚れてしまったり、合皮がすぐに剥がれてくることはよくありますが、椅子やスツールはもっと過酷な環境で使うので、それ以上のことがよく起こります。2年も経たずに割れてガタついたり、みずぼらしい見た目になってしまったりと、安物買いの銭失いにならないよう、ある程度しっかりした家具らしい価格のものを選びましょう。子供が使用する場合はなおさら強度が必要です。

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