子供同士を遊ばせていると、お友達に持ち物が壊されたトラブルはよくあります。
そんな時、お友達のご両親や、学校の担任の先生に報告した方が良いのでしょうか?
弁償はしてもらっても良いのでしょうか?
子育ての先輩方の体験談をふまえ、皆さんの声をレポート!
子供のお友達に物を壊されたトラブルについて
子供とそのお友達を自宅に招待して遊ばせている時や、
子供のおもちゃを使ってお友達と遊んでいる時。
そんなシチュエーションで、自分の子供のおもちゃや洋服といった持ち物、
自分のパソコンや携帯、眼鏡など高価なものが壊されてしまった、
ということはよくあることですね。
まだ力加減がわからなかったり、
事の良し悪しが大人のようには判断できない子供ですから、
そういったことは起こって当たり前で、
ショックだとは思いますが
周囲の大人としては、事前に心的にも物理的にも十分想定しておくことも必要です。
さて、壊された場合
それが子供のおもちゃだったりゲーム機だったりします。
大人のパソコンだったり、スマホだったり、
高価なものから、子供が自分でお小遣いを貯めて買った思い入れのある物もあるでしょう。
それらを相手のお父さんお母さんへ、ご報告するべきか
担任の先生に報告するべきか、
弁償してもらうべきか。
ママ友や親同士の人間関係な面や、金銭的な面でも悩むところでもありますね。
まず、こちらが取るべき対応としては
● 壊してしまった事を許してあげる
● 物を壊してしまった事への教育は、親御さんにお任せする。
● 弁償の責任を問うのは、一旦考える
ことです。「弁償の責任を問うのを一旦考える」というのは、壊れてしまった物の価値にもよるし、先方のご家庭の金銭事情にもよるからです。
そこで、
おもちゃなどの簡単なものが壊された場合と
パソコンなどの高価なものが壊された場合、
またそれに付随する様々なシチュエーションに分けて、
先輩の声を集めてみました。
子供のおもちゃが壊された場合
子供同士が遊んでいておもちゃが壊れてしまうときは、
わざと壊したのか、けんかや嫉妬といった何かのきっかけで壊れてしまったのか、壊すつもりがなかったのに壊してしまったのか。
壊されたこちらとしては、それはあまり問題にする事ではありません。
時に、その親や子供を責めたくなるかもしれませんが
「おもちゃ程度であれば弁償してもらうほどの物ではない。」という意見がほとんどです。
子供が遊べばおもちゃは壊れるし、傷がつくし、壊れます。
ランドセルも、必ず傷がついたりします。
持ち主であるあなたの子供は、一番ショックを受けていると思います。
その気持ちに沿ってあげることです。
例えばそのおもちゃが、子供が一生懸命お小遣いを貯めて買ったものだったとします。
あなたが子供のためを思って一生懸命選んだものだったとします。
それでも、ものが壊れてしまった事への悲しみに沿ってあげるだけ。
●人のものを壊してしまったら、持ち主がどんな気持ちになるか。
●壊されたくないものは、出さない。持っていかない。
こんな子供の人生勉強の良い機会だと思ってはいかがでしょうか。
たとえパッと新しいものを弁償してもらって手元に戻ってきたとしても、ものの有り難みを感じられなくなることもあります。
壊されたことをお友達の親御さんに報告すべきかどうか?
もし相手の親御さんにそれを伝えるのであれば、伝える時点で弁償を請求するのと同じです。お友達本人が、自分で親に伝える以外は、こちらから報告しない、という先輩が多いです。多少高価な物でも、高い勉強代だと思って、諦めましょう。
(子供が伝えたのなら、何かしら親御さんから連絡があるはずです。)
壊されたくないものは、手の届くところに出さないことが一番です。親である自分も子供自身も、自己管理力を身につけることが必要、という声が最も多いです。
子供にパソコンを壊された場合
パソコンやスマートフォン、眼鏡など高価なものを壊されてしまったら、
出費が嵩み相当ショックだろうと思います。(_ _)
やるせ無いですよね。。。
同様の悩みを持つ人が大変多いなか残念ですが
これは、もう諦めるほかありません。
まず、なぜそこにパソコンが出ていたのでしょうか?
先輩パパ、ママもまずそこを疑問に思うはずです。
言い方が悪いかもしれませんが子供はチンパンジーと同じです。
想定外の行動をして当たりまえ、良し悪しがわからなくて当たり前、
普段触らせてもらえない物には当然興奮するし、
意図していなくても、何かを壊してしまうことは十分想定の範囲内です。
パソコン
スマートフォン
眼鏡
そういったものを持っていない時は、コンタクトレンズにするか、顔を近づけない、または眼鏡は外しておきます。
DSなどの電子機器ゲーム類
そんなときは、触らせる前によく言って聞かせるか、ルールを作って教える。
よほど壊されたくない人は、要求されても出さないでしょう。
「子供が物を壊せない環境」を作ってあげるのも、大人の役目であり、優しさです。
弁償を要求されても、お友達の親も困惑するはずです。
「弁償します」と申し出てこない親御さんだったら
こちらは弁償してもらいたいという気持ちがある大前提で、親御さんも立ち会っているシチュエーションで壊された現場を見ていたにも関わらず、口頭謝罪のみで「弁償します」との申し出がない、そういう一言がない、とお困りの方もいらっしゃいます。
もちろん目の前で我が子が人の物を壊したら、
「弁償します」と言って出るのは理想的な形ですね。弁償を申し出てこない、そのお友達の親御さんの出方をみて、あまり常識的にみれば考えられないと思うこともあるでしょう。しかし、結果的にはやはりこれも弁償の請求はせず、子供の手の届く場所に、壊されたら困るものを置いていた自分の落ち度だと思いましょう。
何度も壊されたり、注意しても繰り返す、あまりにひどい状況だったら
例えば保護がなかなか難しい庭の花を抜かれたり、壁に落書きをされたり、おもちゃを壊されたりを繰り返される、、、などの状況でも弁償等の申し出なし、という場合は、その親御さんにも問題有りです。
言い出せるようならば、請求しても全く問題ないとおもいます。
一番良いのは、そのような家族が近くにいたら、無理にお付き合いをしないことです。このような親として常識的範囲内の対応や子供の教育ができない方も、いらっしゃいます。汚したり、壊したりしてそのまま帰っていくようなご家族はや今後のお付き合いを考えてもあまり良いとは言えないので距離を置くのが一番。または自宅では一切遊ばせないことです。
まとめ
このように、よっぽどこちらに落ち度がない以外は、弁償を請求するのは難しいということがわかりました。
ですが、もちろんそれでもあなたが鍵をかけていたにも関わらずこじ開けて壊された、無断で部屋に入って壊された、など、弁償をしてもらいたい状況にあるケースもあると思います。その時は、きちんとお友達の親御さんとお話しをして請求をするよりほかありません。
お金や信用、人間関係に関わるので、やや言い出しづらいでしょうが
納得いかないときは正直に話し合いをしてみましょう。