小学生のお子さんが3年生になると、書道学習が始まります。
習字セットの注文の時期に、子供が小学校から持って帰ってきたカタログを見てびっくり、私たちの世代のものと違う。。。そんななかおすすめの選び方やどんなタイプの書道セットがおすすめか先輩の声をリポート。
道具を入れるバッグは、全開するフルオープン型とハーフオープン型のどちらが使いやすいのか。さらには、学校で購入する場合の、実際の値段や相場、質はどうなのでしょうか。レポート
小学校の習字セットおすすめの選び方
大きくなってからも使えるデザインのものを
最近のお習字セットは、高学年で購入する裁縫セットも含め
コンパクトで運びやすく考えられています。
また、キャラクターやスポーツブランドのものなど、
小学生が心躍らせるデザインもたくさん。
女の子ならプリンセスモード、ディズニー、スヌーピーを始め
サンリオ、くまの学校、トゥインクルスターズ、チェック柄、ドット柄、リボン付き
男の子ならアディダス、ナイキ、ミズノ、プーマ、ドラゴン、ピカチュウ、ポケモン
などなど
私たちの頃のような、男の子は黒、女の子は赤、の書道バッグは
あまり見かけなくなりました。。。さみしいですね。m(__)m
さて、今回購入するデザイン豊富なお習字セットですが、
ほとんどの親御さんが懸念するのがお子さんが中学生になった時。
流石に「中学生になってドラゴンは恥ずかしい思いをするはず・・・」と心配になります。そのため、みんな女の子はシンプルで女の子らしいものを、男の子ならスポーツブランドをというように、キャラクターものをなんとか説得して辞めさせているようですね。
実際にそれを持って行ったら、友達みんな同様な考えからシンプルなものを選んでおり、派手なキャラクターのものを選んで後悔した子もいた、という経験談も聞きます。
対して、「どうせ小学生のうちにボロボロになるから」という理由で子供の好きなものを選ばせておき、中学生の頃にケースだけ買い換えるという方も。バッグだけの販売はアマゾンを見てもすぐに見つかります。
私としてはできるだけ無駄なお金を使いたくないので、シンプルなものを選ばせます。笑
一人だけ外れたものを選ばないように、
クラスのみんながどんなものを選んでいるかなども念の為参考にしながら
子供のチョイスを促し(誘導し)ましょう。
(皆と同じでなくてもなんでも良いというお子さんだったら最高ですが。)
小学校で使う書道セットの値段相場
小学校で購入できる書道セットにも、やはりグレードがあって
5,000円程度のものから2,000円程度のものまで学校によって幅広い違いがあるようです。
(5,000円代のものは通常よりちょっと高めだと思います。)
イオン(ジャスコ)なら3,000円台
イトーヨーカドーなら1,000円台
というような相場が適当です。
筆は少し良いものを
ただし、3,000円台より安い価格だと、クオリティはあまり求められません。
逆に硯(すずり)や下敷き、文鎮等は
安いものでも大して良し悪しがありませんので
セットで揃えて問題ないかと思います。
100円均一ショップでも、ほとんどの習字道具を揃えることができます。
バラ売り担っているので、全て揃えたり不足しているものを買い足すのもあり。
100円均一の筆もバカにならないクオリティという声も聞きます。
が、問題は筆です。
特に、習字を習っていた方ならお分かりだと思いますが
筆は、ある程度のものを使わないと、すぐにバサバサになります。
「初めて書き始めるものだから、いいや」、とバサバサの筆で書かせると、
上達しにくくなるのでお勧めできません。
先生に手伝ってもらって書いとしても、字がバサバサになるから、
子供がいくらお手本を真似て書いても綺麗な字がかけないからです。
確かに、
全く書道を習ったことのないお子さんだったら、筆の毛の流れに関係なく字を書きますので良い筆を買ってもすぐにダメにしてしまいます。
が、望ましいのは
最低限の質の筆を大(通常文字用)・小(名前用)と一本ずつ買って、学校で習字の授業が始まる前に、自宅で一緒にいくつか文字を書いてみることです。
○や×、漢数字の「一」、土、ひらがなでじぶんの名前などで良いので、
一度やってみましょう。
まぁ、面倒ではありますが。。。
私が小さい頃習字を習っていた時は、筆の毛の上部2/3あたりまでテープを巻いていました。緑や白の水に強いビニールテープを巻くことで、
つい子供がやりがちな筆を全部下ろしてしまわずに済みます。
しっかり根元まで炭をつけても大丈夫。
(習字をよく知らない先生が全部下ろしてしまうなんて話も聞きますのでご注意。私の母(習字の先生)は、あらかじめテープを巻いて持たせてくれていました。)
習字セットはフルオープンが使いやすい?
いろいろある書道セットの中でも疑問の声が多いのが、
全ての道具を入れるバッグ(ケース)が
全開するとフラットになるフルオープン型か、半分までしか開かないタイプ(おうぎオープンと言うらしい)か、というものです。
昔(赤と黒しかなかった時代)はフルオープン型(フラット型)のハードケースしかありませんでしたね。
心配なのは
「半分までしか開かないと、道具や紙の出し入れで使いにくいのではないか?」ですが、
実際にこのおうぎオープンタイプのバッグを使っている子供をみて「何不自由なさそう。」と親は思っているようです。
ハードカバーのフラット型がソフトケースになることで、
さらに軽量でコンパクトに、持ち運び易いよう進化しています。
教科書などが重い子供達にとって、良さそうです。
ちなみに、おうぎオープン型バッグの選択について
私がとても気になっていた半紙の収納ですが、
今は書いた作品や新しい半紙をクリアケースに入れるようになっており、
バッグの中へ折り曲げて収納することで、折りジワがつく事はありません。
確認して購入しましょう。特に筆巻きは長いので、バッグに収まりきらない場合もありますのでご注意。
習字セットの選び方まとめ
次の記事では小学生向け習字セットの中身一つひとつについてレポート。
学校それぞれの書道スタイルがあるかと思いますが、
道具の中には必要なものと、そうでないものもあります。
せっかく買ったのに使わない、ではもったいないし、意味がありません。ぜひ先輩の実際の感想を聞いてみましょう。