男性の浴衣の着崩れを防止するために。着付け時のコツと補正方法

男性の浴衣着崩れ防止のコツ

浴衣を着た男性は年齢に関わらず素敵ですが、着崩れてしまっては大変です。折角の浴衣姿、最後まで楽しむには、やはり着崩れ防止のコツを知っておくことです。所作や着崩れそうな時の対処・修正方法、着崩れを防ぐ着付けの仕方までをレポート!

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男性の浴衣着崩れを防止するには?

浴衣を着慣れないうちは、浴衣は歩きにくく、どうしても着崩れやすいもの。浴衣を着慣れた人でも、長時間着ていれば着崩れはどうしても起こってくるものです。
では、この着崩れを防止するためにできることとは?

一番気になるのは、行動の仕方や、動き方、つまり所作だと思います。

【所作・ふるまい】

和服を着た人の本来の歩き方は
なんと「なんば歩き」だというのです!
何でしょうか、「なんば歩きって!?ナンパ歩き!?」いいえ、違います。
なんば式とは、農耕民族の日本人がかつて行なっていた、同じ方の体(手とも言われる)と足を同時に出して歩く歩き方で、今でも日本芸で見られる歩き方です。能や日本舞台でもみんななんば歩き。江戸時代まで日本人は皆なんば歩きをしていたと言います。
しかし、今の時代になんば歩きをしたら、体育の先生に笛で止められそうです。要は、普段の生活のように手を大きく振って歩かないことです。あまり体と下半身をひねらず、体は前を向いたまま腰をあまり動かさないようにして歩きましょう。また、普段よりも歩幅を縮めて大股で歩かないこと。巻きつける衣服である和装はどうしても歩幅が限られます。これを無理に開いて歩いてしまえば、もちろん着崩れますね。

【着付け・着方】

そして、実はこの所作や動き方と同じくらい、
もしくはそれ以上に着崩れの原因となるのが、着付け
です!
男性で着崩れをしやすいのは、痩せ型の体型の方です。
浴衣は洋服とは異なり、少々お腹が出て恰幅の良い人の方が、着こなしが粋になり着崩れもしにくくなります。細身の男性は、少々タオルで体の補正をしてから着るのが正解。この体の補正については最後の章で詳しく書きますのでご参考に!

【浴衣のサイズ】

また、浴衣のサイズはあなたの体に合っていますか?
着丈は、身長から15〜25センチ引いたくらいの長さが良いといいます。
女性は「おはしょり」という折り込み部分を調整することで浴衣の長さをある程度体に合わせることができますが、男性の場合はおはしょりはできません。床についてしまうくらいの長さの場合は、腰紐を使って少し持ち上げて着ます。この腰紐が緩んでしまうとすぐに着崩れるので、ちょっときついぐらにでしっかり結ぶこと。歩いているうちにまた緩んできますので注意。そして腰紐の上から、帯をします。
また、もし着る当日までにまだ時間があるなら、縫い付ける「内揚げ(うちあげ)」をして長さを調整することができますが、これは熟練の技が必要なので、仕立てに対応してくれる浴衣屋さんにお願いする必要があります。内揚げをすれば身丈に合った浴衣にできるので、さほど崩れてくる心配はありません。

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浴衣を男性が自分で着付けるときのコツ

浴衣の着方にも、コツがあります。
まずお勧めしたいのが、素肌にそのまま浴衣を着るのではなく、下着を一枚着ることです。これによって浴衣が安定するので、素肌の上から着るよりは着崩れがしにくくなります。さらに、下着がしっかり汗を吸収してくれます。浴衣は洗えますが、洗うことができなし帯にも汗が染み込みがち。これを放っておくと、染みになり塩が吹くこともあります。(経験済み)この汗染みを防ぐにも、下着は有効。浴衣を着ているとかなりびっちょり汗をかきますので注意しましょう。

下着に何を着るかは特に決まりはありませんので、洋服の下に着る下着でもかまいません。ただし、胸元から下着が見えないものを選びましょう。さらに、和装用の下着もお勧めです。長襦袢を着る場合、襟元が見えても良いようにしつけてあるので、浴衣を重ねた時に襟の色を少し出すことで重ね着のように装いを楽しむことができます。胸元をガバッと開けて着るのは、不良高校生のように見えますので、女性ほどタイトではなくとも、ある程度整っていた方が大人らしい着こなしになります。

腰紐は、着崩れを防止するための補助としても有効です。着物用の紐もありますが、男性用はゴム製で長さを調整できるベルト状になっているタイプもあります。装着も簡単でしっかり浴衣を固定してくれるので、一つ手に入れておくのも良いでしょう。

着付けが終わったら、一度「裾割り」をしておくのもお勧めです。足を肩幅に開き、かるくそのまま浅いスクワットを数回します。裾周りが少し緩くなればOK。最後に前後左右から見て形が整っているか確認をしましょう。間違ってもジムでやるようなスクワットを思いっきりやると着崩れるか仕立てが破れますので気をつけましょう( ̄∇ ̄)

着崩れてきたときの直し方

着崩れてきたなと思ったら、お手洗いでさっと直しましょう。男性の浴衣は比較的直すのも簡単です。はだけてきてしまったら、下前(内側へ入っている方)は帯の下、上前(外側に来ている方)の下から手を入れて右側へ、上前(外側に来ている方)は左側へと、生地を引っ張ります(要は、本来あるべき方向へ引っ張るだけ)。こうすることで浴衣が体にしっかり巻き付くように締めます。このとき、浴衣の端部分が少し持ち上がるようにして腰紐でしっかり留めましょう。

浴衣時の男性の補正方法

特に現代に多い細身・痩せ型の方は、極力タオルで補正しましょう。
さきほど少し触れた、着付け時に大切な体の補正。
これが着崩れしない一番大切なコツです。

この体の形の補正は、女性でも行います。胸から、ウエストのくびれ、ヒップという本来女性らしい体も、浴衣を着るときはタオルを巻いて寸胴体型にしてから着ます。その方が着姿が一段と綺麗に見えるのです。
また、高身長で痩せ型の方は浴衣を選ぶ際、身丈を身長に合わせると、どうしても身幅(横幅)も大きくなってしまいます。すると生地がもたつき着づらくなってしまいますので、形良く着るためにも、貫禄を出すためにも、補正はお勧めなのです。

男性の場合は、ビールっ腹をイメージして少々お腹周りにボリュームをもたせます。通常の長いフェイスタオルを3枚用意します。下の図のように折って、下腹部分に当てます。上から腰紐で巻いて固定します。その上から浴衣を着てください。

タオルは暑い!という方も、下着だけでも着用することをお勧めします。

男性が浴衣を着るときの着崩れ防止対策まとめ

浴衣の着崩れ防止に補正が大切というのは女性も同じです。(うちの父は、すでに立派なお腹を持っているので1枚をさらっと着るだけで補正は不要。)また、着慣れることも大切です。自然と動きにも慣れ、着崩れてきた時のお直しもさっと簡単にできるようになります。
浴衣を着て、楽しい夏のひと時を楽しんでください!

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