赤ちゃんに母乳やミルクを与えていて、夏になるとそれだけで水分補給が十分できているのでしょうか。汗っかきで寝汗も沢山かく赤ちゃんにとって、脱水症状や熱中症は身近な問題です。ミルク以外にも水やお茶をあげても良いのか?新生児の夏の水分補給について先輩ママがどうしているのか、レポート!
赤ちゃんの水分補給は母乳やミルクのみで大丈夫?
一般的には・・・
病院からも、赤ちゃんの水分補給はミルクや母乳のみで大丈夫とよく聞きます。
特に新生児や生後3ヶ月くらいまでは、赤ちゃんは1日にミルクを0.5リットル近く飲み、母乳とミルクだけでも水分は十分足りています。夏であっても、炎天下に連れて行ったり、長時間外を出歩くことは少ないと仮定して、空調の効いた室内で過ごす分には、十分足りていると考えましょう。
3ヶ月を超えると、赤ちゃんによってミルクを飲む量や時間にもばらつきが目立つようになってきて、1回に5分しかミルクを飲まなかったり、もっと大きくなると頻繁にミルクを欲しがったりと様々です。
そんななか、初めての子育てで慎重なママはしっかり病院のアドバイスを守っている方が多く、それはとても良いことでもあります。
しかし、夏の間やお出かけ時、寝起き、風呂上がりといった一際汗をかいたときなどの例外時には、ミルクだけで大丈夫とは言い難いものもあります。
完ミ(完全ミルク)の方も、完母(完全母乳)の方も、
みんなが懸念しがちなポイントは・・・
↓ ↓ ↓
・離乳食が始まってからも、
2、3回食と1日の食事の回数を増やすと、その分母乳とミルクの回数は減らさなくてはいけないので、水分が足りているかどうかが心配。
このように思っている方はあなただけではありません。
さてそこで、先輩ママがどうしているかというと、結論、
ミルクだけ派と、そのほか水やお茶を与えている派が、両方います。
実際の声を聞いてみると
離乳食が始まるまではミルクだけで大丈夫としている方もいれば、
離乳食が始まる前からミルク以外を使って水分補給をしている方も、実は結構沢山います。
ミルク以外の水分補給をしてはいけないわけではありません。
ママとパパが一番赤ちゃんの小さな変化を見て過ごしているでしょうので、成長具合やコンディションによってミルク以外の水分補給をしても大丈夫です。
ただし、沢山飲みすぎてミルクが飲めなくならないように量は調整しましょう。
★心配だったら・・・
もし与える量やタイミングなどが心配な場合は、病院に相談をしながら調整してみましょう。
赤ちゃんの夏の水分補給とミルク
お出かけも楽しめるようになった頃、夏になると
大人と同様に赤ちゃんも汗を沢山かきます。
離乳食が始まる頃まで母乳とミルクしか与えずに育てている方の水分補給は、赤ちゃんが欲しがった時、沢山汗をかいたかなとママが判断した時に、開けるべき時間間隔を守った範囲内で母乳やミルクを飲ませて水分補給をしています。
体重が一般的な成長曲線の範疇にいる限り、または、下痢や嘔吐という飲ませすぎの症状が出ていない限り、赤ちゃんが欲しがるだけミルクは与えても問題ありませんし、水分補給としても効果があります。
では逆に、
母乳やミルク以外の飲み物を使って水分補給している方はどのようにしているかというと、
主に、
● 白湯を常温やミルクと同じ温度まで冷ましたもの
● 麦茶
を使います。
早い方だと生後1ヶ月の頃からスタートしています。
麦茶にはミネラルも含まれており、カフェインが含まれていないことから、赤ちゃんに与えるには一般的な飲み物なのでご存知の方も多いと思いますが、市販のベビー用の麦茶か、大人用の一般の麦茶を白湯で薄めたものを与えます。1歳を超えた頃からは、大人と同じ麦茶を飲んでも問題ありません。
また、水分の多いジェルやゼリーを使って水分補給をするのも手です。
赤ちゃんの夏の水分補給のタイミングと量
水や薄めた麦茶をあげる場合は、午前、午後、必要に合わせたお風呂上がりの3回くらいをマックスに、哺乳瓶やスプーンを使って上げます。最初は1日1回10〜20ミリリットルぐらいと、まずは少量から初めてみましょう。
離乳食を始めた時の水分補給とミルクの両立
5〜6ヶ月を超え、離乳食を1回食、2回、3回と増やしていくと、授乳の回数も減ってきますね。すると自然に完ミ、完母、混合のどの赤ちゃんであっても必ず1日に摂取する水分が減るので、白湯や麦茶での水分摂取が必要になってきます。
迷いがちなのは、その移行期です。
「母乳かミルクのみでの水分補給」と病院や育児書から聞いていると、
離乳食加えてフォロミ(フォローアップミルク)を与えていると、ミルクを減らした分の水分量を補うためにさらに授乳・・・となると栄養過多!?という悩みが多いです。人によっては、「成長線範囲内ギリギリで、これ以上大きくなってしまうのは・・・大丈夫?」とい心配している方もいます。
そんな時はまさに、体が平均より小さいようならミルクで水分補給にしてもよいでしょうし、大き過ぎ・太り過ぎるようなら水や麦茶にするといったように、教科書通りでなくとも良いので、お母さんが赤ちゃんに対して調整し、決めた規定量をとった後は、水や麦茶を活用して補う形で水分補給を行いましょう。
以下はご参考までです。
↓
赤ちゃんの水分補給は母乳やミルクのみ?まとめ
こうしてみてみると、子育ては本当に赤ちゃんによっても様々、お母さんにとってもさまざまであることがわかります。教科書通りにはいかないし、「これで大丈夫なんかいな」と不安も沢山ありますが、大丈夫。実際のところは割とおおざっぱに対応して、たくましく赤ちゃんを育てている強いママ先輩がいっぱいいます。ご参考になれば幸いです。^ ^
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「赤ちゃんの脱水症状の予防。水分補給の上げ方とお風呂上がり後の対処」