ガクアジサイとアジサイの違いと特徴、咲く時期や自生地を知る

ガクアジサイの違いと特徴

ガクアジサイがどんな紫陽花か知っていますか?ガクアジサイは花の周りを一際大きな花がぐるりと囲む、アジサイの一種。・・・いや、ちょっとまって、実はこれが世界のアジサイの原点だった?そして花のように見えていたものは、実は額だった・・・?!丸く華やかな紫陽花は、ガクアジサイを進化させたものだったのです。

  

ガクアジサイとアジサイの違いや特徴

ガクアジサイの違い

紫陽花には様々な種類があり、大きく分類して3つに分かれます。

●ガクアジサイ
●ホンアジサイ(普通のアジサイ:下の写真)
●ヤマアジサイ

です。ホンアジサイは、日本の原種である「ガクアジサイ」がヨーロッパへ渡り観賞用に改良され帰ってきたものだといいます。一般的なまん丸な花を咲かせるホンアジサイは、よく「セイドランジア」とも呼ばれ、ボリュームがありお花屋さんでは大抵こちらのタイプが並んでいます。大きなものでは一つの花が30センチほどにもなります。↓セイドランジアである「アナベル」
ガクアジサイと比較、セイドランジアであるアナベル

一方、ガクアジサイは星のような小さな粒(これが花)の周りに華やかな花(これが額)が咲きます。

この華やかな花の部分が、装飾花と呼ばれるものです。日本に元々自生する日本固有の品種で、色や八重咲きなど、こちらも品種改良が進んでいます。そして、山で咲いているようなもっとも人の手がはいっていない品種のヤマアジサイは、ガクアジサイと同じような形状ですが、真ん中の星屑の部分がボリュームがあり、周囲の花がちらほらと咲く、おとなしいながらも魅力のある花をつけます。↓ヤマアジサイ
ガクアジサイ ヤマアジサイ

どちらもきっと皆さん「あ〜、あれね」って、見たことのあるアジサイだと思います。

特徴

前述のように、中央部の小さな星屑のような部分が花であり、拡大してみて見ると5枚の花びらを持つ小さな花が完成しているのが見えるでしょう。周囲の華やかなものが装飾花。装飾花は厳密にはガクですが、ここが細かったり丸かったり八重だったりと、赤や青など色を変化させて彩る部分です。
ガクアジサイ特徴
↑花の部分

ガクアジサイが咲く時期

ガクアジサイが咲くのは、通常のアジサイと同じ梅雨どきです。
鉢植えで育てる場合は年に一回の植え替えが必要であり、時期としては暑すぎず、寒すぎないシーズンが植え替えに適しています。花が終わった後簡単な剪定をしてあげると、木が9月頃にかけて花芽を作り、それらが翌年の5〜7月に一斉に花をつけて咲かせます。

日本各地でも梅雨時になるとガクアジサイが華やかに咲く姿が本当にたくさんみられます。関東では旧芝離宮恩賜庭園、国営昭和記念公園、薬師池公園を始めとする様々な公園で見ることができます。勝浦の花野辺の里は6万株のヤマアジサイやアジサイが、葉山のあじさい公園も、ガクアジサイやヤマアジサイが多く見られます。アジサイを楽しめる公園は日本全国にたくさんありますので、ぜひ梅雨の中休みにでも行ってみるとよいでしょう。

ガクアジサイの自生地は

原種であるガクアジサイは房総半島、三浦半島、伊豆半島を始め日本列島の太平洋側の岬や島などの林内に自生しています。こうした海岸付近に育つためハマアジサイとも呼ばれ、特に伊豆半島のガクアジサイは色が、同じく静岡の城ヶ崎半島では花の形状が豊富です。城ヶ崎では海に面した溶岩岸壁にも群生しており、垂直に切り立った厳しい条件にも負けず美しく咲く姿が印象的です。

ガクアジサイの違いまとめ

手毬状に咲くゴージャスなホンアジサイに対してぐっと可憐な原種、ガクアジサイ。色もさまざまで白〜ビビットカラーの装飾花が美しいものもあります。これらが今や世界中で変化して華やいでいると思うと嬉しくなります。日本でもその魅力にひきこまれ虜になったファンも、バラに負けず劣らずたくさんいらっしゃいます。まれに、アジサイの株のなかから先祖返りしてガクアジサイを咲かせる枝が出ることもあるんだとか。
公園などでアジサイを見かけたら、これはどっちかな?なんて、ふと立ち止まってみてはいかがでしょうか。

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